今回は港区六本木のT様宅にお伺いしました。
ピアノは昭和48年製のヤマハU3H。
ご依頼いただいたご主人様が子供の頃お使いになっていたものを、お子様のために今のお宅に移動したそうです。
年数が経ったピアノではありますので、運送屋さんなどに買い替えを勧められたそうですが
ご主人は元々、弦楽器やピアノをやっていらした方で、このピアノは直せば良くなる!と思い私にご依頼くださいました。
調律も約30年振りでした。音は半音近く狂っていましたので、一度438Hzくらいまで引き上げて、二度目に440Hzまで上げました。
年数が空いていると、断絃の可能性が高くなりますが、それも大丈夫でした。
音の止まりも悪くなく、音程が合ってくるにつれて、とても良い響きになってきました。
まさに音が蘇った!という感じでした。
調律の後、確認していただきましたが、音のことは良くご存知なので大変喜んでいただきまして、私も嬉しかったです!
まだ30年分の音の狂いは安定しないので、数ヶ月後にまた調律をしていただくこと、その他の必要な修理と整調についてもご説明の上お勧めいたしました。
夏休み中のあまりピアノを使用しない時期に調整することになりましたので、また修理の様子など記事にアップしたいと思います。
この度はご依頼いただきまして、ありがとうございました!